「数学ガール」シリーズは途中から読んでも大丈夫ですか?にお答えします
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拙著「数学ガール」シリーズは現在以下の4冊が刊行されています。
- 第1巻『数学ガール』(テーマは数列・母関数・離散と連続など)
- 第2巻『数学ガール/フェルマーの最終定理』(テーマは整数論)
- 第3巻『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』(テーマは集合・論理など)
- 第4巻『数学ガール/乱択アルゴリズム』(テーマは確率・アルゴリズム・行列など)
数学ガールのことを最近知った方から「「数学ガール」シリーズは、途中から読んでも大丈夫ですか?」という質問をときどきいただきます。
もちろんみなさんの好きにしてくださって構わないわけですが、作者として思うことを以下に書きます。
- 基本的には第1巻から順番に読むのがお薦めです。物語の時間はこの順番で流れていきますし、後の巻で前の巻を参照するところが多少あります。
- 数学的内容は各巻でいちおう完結しています。
- 物語内容も各巻でいちおう完結しています。
なので…
- 「きっと結局全部読むことになるだろうなあ」という人は第1巻から順番にどうぞ。
- 「わたしはピンポイントでこの巻のテーマに興味があるし、すぐ読みたい。他の巻は読むかもしれないし読まないかもしれない」という人はお好きな巻を個別にどうぞ。
なお、各巻に含まれている数学的内容がWikipediaの数学ガールの項に「作中に登場する数学のトピック」として列挙されています(まとめてくださっている方々に感謝)ので、必要な方はどうぞ。
- 数学ガール - Wikipedia(多少ネタばれ注意)
なお、このWikipediaの項では、第4巻はまだ言及されていません。