結城浩のはてなブログ

ふと思いついたことをパタパタと書いてます。

フィードバック

今日もDanさんは元気いっぱい

昔だったら自分の未熟さがばれるような初歩的な質問は、業界の中にいればこそ出しづらかったが、今やわからぬことをわからぬときちんとblogのentryなどで表明し、しかし受けたフィードバックをすぐに次のentryに反映させるものこそ強い。ネットから切り離された個人は未熟で非力でも、ネットを見方にした彼らはある意味全ての専門家を見方にしているのも同様だからだ。
s/見方/味方/g

Danさんの上の記事にはとても共感します。

  • わからないことをわからないという ―― 正直・誠実
  • 受けたフィードバックを次のエントリに反映する ―― 透明・公開

これをきちんと行うことができる人は強いと思います(本人が強いというよりも、多くの人からのサポートが得やすいという意味に近いですかね)。もちろん結城自身も上の項目を満たすことを心がけています。
以下は思いつくまま列挙(専門家の破壊の話題ではなく、サイト運営のほうに流れていきます)。

  • 何を「わからない」というか ―― 問題意識
  • 玉石混淆になりがちなフィードバックから何を抽出して次のエントリに反映するか ―― 選別能力
  • いわゆる「荒らし」に対してどう対処するか ―― 危機管理

なども重要ですね。こういったネット上での「ありかた」が他の人の共感を呼ぶことができたなら、運営する側も、訪問する側も等しく役に立ち楽しいサイトになるような気がします。
…って当たり前のことを書いていますね。これだけではつまらないので、アンチパターン的に逆転させてみましょうか。

  • ×わからないことも知っているふりをする
  • ×フィードバックを受けても何も変わらない。あるいは誤りを認めない
  • ×「ほんとうに」つまらないことにしか関心を示さない
  • ×受けたフィードバックの善し悪しを判断できない
  • ×「荒らし」に対して無防備あるいは無謀な対処をする

ふむふむ。