結城浩のはてなブログ

ふと思いついたことをパタパタと書いてます。

村上春樹『アフターダーク』

ずいぶん以前に読んだんだけれど、何となく最近再読した。
リアルな話と異次元空間の話が交錯しながら進む、都会の一夜の物語。

「うちのお姉さんには、トロンボーンとオーブントースターの違いだって、きっとよくわからないよ。グッチとプラダの違いなら一目でわかるみたいだけど」

「人にはそれぞれの戦場があるんだ」彼は微笑む。

アフターダーク (講談社文庫)

アフターダーク (講談社文庫)

読み終わって思ったこと。この物語の登場人物って、みんなが思っているよりも少ない人数なんじゃないだろうか。